こんにちは、のび汰です。
「イシューからはじめよ」の読書メモの第5弾です。
ここまで、「イシュードリブン」「仮説ドリブン」と章立てて課題の発見と整理について学んできました。
いよいよ後半戦、「アウトプットドリブン」「メッセージドリブン」の章に入ります。
ここまでの話題整理
前半では「犬の道」という言葉をつかい、いわゆる短絡的な「質より量」的な考え方を否定しています。
コンサルタントとしてあるべき姿勢を正す。やみくもに量を追うな、「イシュー」を見いだせ、イシューを軸にしろ、ということでした。
そして、そのイシューを明らかにしたり解決につなげるためのプロセスには比較(分析)が必要になるとのこと。
比較(分析)の元にするデータも、やみくもに取得してそこからなにが言えるのかを考えるのではなく、
仮説をもて、仮説を軸にして分析を組み立てろ、それを説明するために必要なデータはなにかを考えろ。
「犬の道」は非常に納得する一方で、このような仮説ドリブンについては諸刃の剣のあやうさも感じました。
それは、自分の仮説に都合の良いデータを意図的に取ろうとしたり、最悪捏造してしまうおそれがあるのではないかということ。
とりあえずここまでは、まだこの危うさに関する答えは出てきていません。
アウトプットドリブン
「アウトプットは、スポーツ的だ」というような表現があり、非常にコンサルぽいなと感じました。
ここからはとにかく体力勝負だ!ってことかな?
なんかよく聞く「〇徹!」という言葉が脳裏をよぎります…
いきなり飛び込まない
アウトプットであれど「いきなり飛び込まない」と表現されています。
いきなりやみくもにプレゼン資料の作成に手をつけるのではなく、まずは"最終的な結論に大きな影響をもつ前提や洞察"の部分に手をつける。
仮説の組み替えが必要になる可能性もある。まさにストーリーラインの「前提」になる部分であるという場合が多いということでした。
答えありきではない
「答えありきではない」という言葉が出てきました。
「答えありき」はこの本の前半に僕が非常に懸念を抱いていた部分でした。
「フェアでなければならない」
仮説の証明に有利な情報だけをあつめるという状況が、若手コンサルタントにありがちだということでした。
やっぱりね。
逆の結論にとって有利な情報も、実はこのように解釈できる、というような論証が必要。
木を見て森を見ずにならないように。
これはその通りなので、ほっと安心しつつ、
答えが変わってしまった時の対処法についてはまだこの章では言及がなく、その対処法がわからない以上、「答えありき」はぬぐい切れないのではないかと思ったり…
トラブルをさばく
アウトプットの段階においては2つのパターンの「トラブル」が発生しうるそうです。
まず1つ目は
数字がない。
これはありそう。
この場合の解決策としては、
- 構造化して推定する。フェルミ推定がその例になる。
- 足で稼ぐ、現場に行く
- 複数のアプローチから推定
フェルミ推定に似ているが、その視点を変える感じだそうです。
そして2つ目は
自分の知識では埒が明かない
これはめっちゃありそうですね!コンサルタントというとなんでも知っている「超人」でなければいけないのかと思いきや、こういった状況も素直にあるよね、という状況についてもこの本は言及されていて、そういった点でも非常に本質的だなと感じてきました。
そしてその解決策は、、、
- 人に聞きまくる
- その手法に見切りをつける
愚直!!笑
でもそりゃあそうだよね。「複数の手法を持っていることが助けになる」と書かれているように、自分のストーリーラインや絵コンテに固執しないことも重要なのかもしれません。
上記のような状況に陥ったときに「軽快に答えを出す」ということが必要だと書かれていました。
なんだかピンとこないのですが、
とにかく「停滞しない」「丁寧さよりも、回転数を意識する」ことが重要なんだそうです。
これも、前述した自分のストーリーラインに固執しないことに関係しますね。
解の質
そしてアウトプットの章のしめくくりともなる「解の質」では、答えが出せる度合いに着目している。
そもそものアウトプットが、イシューに対する答えになっているかどうか。
ここでもはやり回転数が大事らしい。
自分のストーリーラインに固執せず、回転数をあげていく。
さてさて、あとは最終章の『メッセージドリブン』を残すのみ!
続きはこちら↓↓
175nobita.hatenablog.jp
「イシューからはじめよ」これまでの読書メモはこちら↓↓
イシューからはじめる のび汰(1)【あと121日】 - 175日後にコンサルになる のび汰
イシューからはじめる のび汰(2)【あと119日】 - 175日後にコンサルになる のび汰