175日後にコンサルになる のび汰

175日後にコンサルになる のび汰です。

イシューからはじめる のび汰(4)【あと97日】

こんばんは、のび汰です。
久しぶりに「イシューからはじめよ」の読書メモです。
まだ読み終わってないのかよって感じですよね。。。

ここまで、「イシュードリブン」「仮説ドリブン」と章立てて課題の発見と整理について学んできた。
このあとは「アウトプットドリブン」「メッセージドリブン」と、伝えていくことを考えていくわけですが、
今回はこれらの章のあいまにあるコラムについて感想を述べてみようと思います。

ここまでの話題整理

と、その前にいったん話題を整理してみましょう。

前半では「犬の道」という言葉をつかい、いわゆる短絡的な「質より量」的な考え方を否定しています。
コンサルタントとしてあるべき姿勢を正す。やみくもに量を追うな、「イシュー」を見いだせ、イシューを軸にしろ、ということでした。

そして、そのイシューを明らかにしたり解決につなげるためのプロセスには比較(分析)が必要になるとのこと。
比較(分析)の元にするデータも、やみくもに取得してそこからなにが言えるのかを考えるのではなく、
仮説をもて、仮説を軸にして分析を組み立てろ、それを説明するために必要なデータはなにかを考えろ。
そんな内容だったと思います。

「犬の道」は非常に納得する一方で、このような仮説ドリブンについては諸刃の剣のあやうさも感じました。

それは、自分の仮説に都合の良いデータを意図的に取ろうとしたり、最悪捏造してしまうおそれがあるのではないかということ。
とりあえずここまでは、まだこの危うさに関する答えは出てきていません。
後半の章でここにどのように言及されているか、とても関心があります。

コラムの感想

さて、それはそうとここでコラムが登場しますので感想を記しておきましょう。
コラムの内容は、筆者がコンサルタントであると同時に脳科学者であることから、
脳科学の視点から、分析を比較で伝えることの重要性を書いています。


とてもわかりやすかったのが、「うどんとラーメン」の例です。

例えば匂い。
多くの人が食堂でうどんを食べている時に、ラーメン食べる人が1人現れるとすぐに気がつくけれど、
うどんを食べる人が1人増えてもその変化には気がつかない。

脳がなだらかな違いを認識せず、異質な差分だけを認識するという特徴によるもの。
これが、対比(比較)による分析が重要だという理由だそうです。
注意点として、たとえ効果的な対比だとしても同じような分析手法ばかり並べて説明してはいけないということでした。
たしかに、同じような形のグラフを何枚も連続で見せられると、二つ目以降の印象が格段に落ちるという経験がある気がする。
なるほど、これも人間の脳の特徴であるらしい。


さらに、
脳の特徴として、つながりのない情報は理解しにくいということです。
つまり知らない情報を立て続けに説明しても理解されないということ。
説明をすべき対象にとって知っていることとつなげて説明することができないと深い理解をうながすことはできない。
「軸」を意識することの必要性ともいえるのかなと思います。

さらに、情報をつなぎつづけることが記憶に変わるということだそう。
情報と情報がつながったときの「なるほど!」という感覚がなんども続くことで記憶に定着するのだという。

このコラムのまとめとして、
「常に情報のつながりの視点を入れて理論を組み立てる・議論をする」ことで、受け手の理解が深まり、記憶に残してもらうことができる。
と筆者はいいます。

まったくそのとおりだな。
思い返せば、自分の学習でも本当にそのようなことがよく起こります。

ITに関する学習においても、
一つ一つの知識を覚えよう、詰め込もうとしてもまったく記憶に残らないけど、
自分の知っているシステムで実用されているシーンと繋げて考えるとあっさり理解できたりする。
なるほどね。

コンサルまで97日

脳科学の視点から、人が理解する情報の伝達方法・表現方法について書かれているこのコラム。
もしかしたらこの本のなかで一番ためになる内容かもしれないと思いました。

コラムだからってちょっと読み飛ばそうかなと思ったけど、ちゃんと読んでよかった!笑


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