175日後にコンサルになる のび汰

175日後にコンサルになる のび汰です。

[読了]イシューからはじめる のび汰(6)【あと93日】

こんばんは、のび汰です。
「イシューからはじめよ」の読書メモの第6弾です。

ここまで、「イシュードリブン」「仮説ドリブン」と章立てて課題の発見と整理について学び、
後半戦の「アウトプットドリブン」を経て、ついに最終章「メッセージドリブン」の章に入ります。

ここまでの話題整理

前半では「犬の道」という言葉をつかい、いわゆる短絡的な「質より量」的な考え方を否定しています。
コンサルタントとしてあるべき姿勢を正す。やみくもに量を追うな、「イシュー」を見いだせ、イシューを軸にしろ、ということでした。

そして、そのイシューを明らかにしたり解決につなげるためのプロセスには比較(分析)が必要になるとのこと。
比較(分析)の元にするデータも、やみくもに取得してそこからなにが言えるのかを考えるのではなく、
仮説をもて、仮説を軸にして分析を組み立てろ、それを説明するために必要なデータはなにかを考えろ。

「犬の道」は非常に納得する一方で、このような仮説ドリブンについては諸刃の剣のあやうさも感じました。
それは、自分の仮説に都合の良いデータを意図的に取ろうとしたり、最悪捏造してしまうおそれがあるのではないかということ。
アプトプットドリンブンの章では、この懸念に対して発生可能性を認めつつ、
答えありきではない、当初の仮説通りにならない場合などは仮説から見直し回転数を上げよ、と諭されました。


メッセージドリブン

そして、最終章。

まずは復習です。
イシュー度が高く、解の質が高い。
イシューを見つけ出し、そこに仮説を立てて、アウトプットを構想する。
そして、最後にそれをどう伝えるか。「メッセージ」です。

かなりメモ的になっていることをお許しください。なんか時間に追われてて、、、


メッセージのステップ

「意味のある課題であると理解してもらう」
「メッセージを理解してもらう」
「メッセージに納得して行動に移してもらう」
この行動に移してもらう、ってところまでを目指さなければいけないですね。
キレイな夢物語をプレゼンして終わり。ではない、非常に理にかなっていると思います。

イシューからはじめる。のポリシー
「何に答えを出すのか」をメッセージの全面に満たそう。

「なんとなく面白い、大切そう」は、いらない。
「本当に面白い、大切だ」だけに絞る。

本質的、シンプルに

  • 論点構造
  • 流れ
  • エレベーターピッチ
論点構造は

ここまでの仮説ドリブンを使っていれば、whyの並び立てか、空雨傘のどちらかを使用しているはずです。
この構造におかしな点がないか、特に空雨傘論法の場合は、「空」の前提が崩れていないかを確認します。

流れは

読んで字の如くなので割愛します。

エレベーターピッチは

これはもしかしたら聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、
目上の方にエレベーターに偶然乗り合わせた短い時間で自分の考えを伝えること。
そこから転じて、短い時間で伝える行為のことをこのように総称することがありますが、まさにそれのことです。

チャートを磨き込む

前章でもありましたが、「自分の都合のいいデータだけを表現して都合の悪いデータを無視してないか」

プロセスなどの図は統合と合成で一気に見やすくなるため、
新しいものを単独の図で説明するだけではなく、既存のプロセスも含めた形で図で表現すると説得力が増したりしそうですね。

感動したのは、『軸の見直し』
本書では、著者が経験した、スポーツドリンクの例が非常に秀逸でわかりやすかった。
スポーツドリンクを飲むのはどんな人か、という軸でデータを取ったがこれといって特徴的な条件が見つけられなかった。
人の属性ではなく、場面で軸を取り直してみようということで、シーンでデータを取り直したところ、
「運動のあと」「入浴のあと」などのシーンではスポーツドリンクの需要が非常に高いという数値が取れた。というもの。

しかしこれは、アウトプット時点ではなくストーリーラインや絵コンテづくりで気が付かなきゃいけない軸でもある。
結局のところ、サイクルを回す(回転数)を意識せよ。というのはこういうことらしい。大納得。

「仮説をもち、絵コンテづくりをした上で分析・検証すると、その結果は想定とは完全には一致しない。それが普通だ」
とあるように、
仮説のズレた部分に新しい情報を見出す。
そんなことが大切なんだろう。

「イシューからはじめよ」読了

読書が人一倍遅い、僕のび汰ですが、やっと一冊読み終えることができました。
このブログを書くためにとスマホでメモをとりながらの読書になったので、非常に時間がかかりましたが、
むしろこの「ブログを書く」という目的のために、しっかりと読み込んで理解しようというモチベーションがあったのも事実です。
こういうモチベーションによって学びのレベルが上がるということをうまく利用して、次なる目標に挑みます!

ところで、今回のように第6回にわたる読書メモではいまいちよくわからない。
という人のために、note の方にもまとめてみたいと思います。
乞うご期待!!



「イシューからはじめよ」これまでの読書メモはこちら↓↓

イシューからはじめる のび汰(1)【あと121日】 - 175日後にコンサルになる のび汰

イシューからはじめる のび汰(2)【あと119日】 - 175日後にコンサルになる のび汰

イシューからはじめるのび汰(3) 【あと115日】 - 175日後にコンサルになる のび汰

イシューからはじめる のび汰(4)【あと97日】 - 175日後にコンサルになる のび汰

イシューからはじめる のび汰(5)【あと94日】 - 175日後にコンサルになる のび汰